運転免許証をフランスのものに切り替える
フランスの免許証に切り替える!
もっと自由に!フランスで運転する方法でも触れましたが、長期滞在者の場合
結婚や退職後の生活、及び仕事などの理由により長期でフランスに滞在する場合は、県庁(Prefecture)や警視庁など(居住地によって届け出先がことなります)で免許証の切り替え手続きを行います。
と、いうことで基本的にはフランス入国後1年以内に切り替えを完了しなければなりません。
では具体的な手続きの流れについてですが、
フランス人とフランスで婚姻し、【フランス人の配偶者ビザ】でフランスに入国した場合です。
まず、上記「フランス入国後1年以内に切り替えを完了する」という点に関しては、自分がフランスに入国した日にちではありません。移民局(L’OFII)で配偶者ビザに移民局発行の証紙シールが貼られた日にちから1年ということになります。
ですので、配偶者ビザでフランスに入国したら、まず移民局関連のことを済ませてしまいましょう。
この証紙シールは入国から3か月以内にもらわなければならないものです。
フランスの場合、事務手続きに何かと時間がかかりますので、入国後はとにかくまず移民局へ行くこと!
運転免許の切り替えのために必要な書類は、居住地によって異なると思いますので、必ず自分の管轄機関に確認しましょう。
ご参考までに私が提出した書類は以下になります。
- 申請用紙
県庁のサイトからダウンロード - 日本の運転免許証 原本+コピー(表裏)
- 日本の運転免許証の仏語翻訳
日本大使館/日本領事館に依頼(自分の居住地を管轄しているところへ依頼する) - 写真 4枚
- フランス滞在許可証(移民局の証紙シール) 原本+コピー
- パスポート 原本+コピー
- 現住所を証明する書類
- 宛名を記入して十分な切手を貼った封筒
- 日本の運転免許証の有効性の証明書類(運転免許が有効で失効や取消ではないであることの証明書*)
*この書類は県庁から求められたものではないのですが、県庁の担当者によっては、日本の免許証が有効であることを証明するよう求められる可能性がある、ということで日本領事館の方のアドバイスによって用意したものです。
(フランスでの事務手続きでは常に「念のため」という気持ちを持って書類を揃えることをお勧めします)
「日本の免許証が有効であることを証明する」ためには、まず以下のような書類が必要になります。
- 無事故・無違反証明書
- 運転記録証明書
- 運転免許経歴証明書
これらは日本の自動車安全運転センターなどから必要書類を取り寄せます。代理人申請も可能です。
詳しくは自動車安全運転センターのページに記載されています。
(上記3点の全てが必要かどうかは、各人の判断によると思います)
これら3点+免許証を一緒に日本領事館へ送付し、
【日本の運転免許証の仏翻訳】+【日本の運転免許証の有効性の証明書類の仏翻訳】を発行してもらいました。
準備ができたら、すべての書類を持って県庁へ申請に向かいます。
申請時、一度日本の免許証を県庁へ預けますが、それから数週間くらいしたら県庁へ戻って日本の運転免許証を受け取ります。
フランスの運転免許証が発行されるまでの間のみ、この日本の免許証で運転が出来ると言うことでした。
通常は2~3ヶ月でフランスの免許証が出来上がるらしいです。私の場合は4ヶ月以上かかりましたけど笑。
出来上がると、お知らせが届きます(申請時に提出した返信用封筒はここで使われます)。
フランスの免許証を受け取る際には、日本の免許証を県庁に預けます。
するとこの日本の免許証は最終的にフランスの日本大使館へ届き(これはフランスのどこに住んでいても必ずパリの大使館での管理になるようです)、大使館から「取りに来てください」的なお知らせが来ます。
もちろん、郵送でやり取りすることも可能です。
これで運転免許の切り替えに関する全ての手続きが完了です。