ローンウルフ型テロとは?

チュニジアでのテロ Photo:AFP

チュニジアでのテロ・・・

チュニジアで日本人を含む複数人が犠牲となるテロ事件が発生しました。
エジプトのテロ専門家によると「襲撃グループは特定の組織のメンバーというより、独立した『ローンウルフ(一匹おおかみ)』の寄せ集めではないか」と言うことです。
その真偽は別として、このローンウルフという言葉、日本人にはあまり馴染みのない言葉です。
これはいわゆる事前に計画を練って準備される本格的なテロではなく、個人(或いは少人数)でテロ行為を行うことだそうです。個人又は少人数での行為ですので、被害は単発的かつ小規模であることが多いと言われています。

先日パリで発生した、シャーリーエブド社襲撃テロ事件とスーパー襲撃事件は、イエメンでテロリストの訓練を受け、アメリカのブラックリストにも載っていた犯人によって引き起こされたもので、計画性があり、かつ同日に起きた2つの襲撃事件の犯人はお互いに面識もありました。
つまりこのテロ事件はローンウルフではない、ということなんですね。

2つを比較すれば明確ですが、より厄介で未然に防止するのが難しいのは、前者「ローンウルフ」のテロ行為です。
特に組織に属しているわけではない一個人、或いは少人数が独自にテロを計画して実行するわけですから、警察もターゲットをマークしようがありません。
また、個人的にテロを計画して実行するわけですら、フランスだけではなく、カナダ、アメリカ、オーストラリア・・・どこの国でも起こり得る話なのです。
こういった一連のテロ事件を通して私達日本人は、外国は危険と決めつけて渡航を延期したりキャンセルしたりするだけではなく、危機感に対する意識を高めることが大切なのでは、と思います。

外務省の海外安全ホームページに「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」というパンフレットがありました。
平成22年に作成されたものらしいのですが、現在在庫切れのため配布は終了しているそうです。