ハーマイオニ号の再造船計画

ハーマイオニ号

ハーマイオニ号のレプリカ、アメリカへ向け出港

1778年にフランスのRochefort(ロッシュフォール)で建造されたフランスのフリゲート船、ハーマイオニ号。
マストを3本使用し、全長44.2m、幅11.2mのこの巨大な船を再建するというプロジェクトが、18年という長い時間をかけてついに実現しました。
この再造船されたハーマイオニ号は、ラファイエット侯爵を乗せ反イギリスの独立派を援助するために、1780年アメリカの海岸へ航行した船と同一の様式で造船されました。
ラファイエット侯爵とは、マリー=ジョゼフ・ポール・イヴ・ロシュ・ジルベール・デュ・モティエ, ラファイエット侯爵(Marie-Joseph Paul Yves Roch Gilbert du Motier, Marquis de La Fayette)のことで、フランスの侯爵で、軍人、政治家です。アメリカ独立革命とフランス革命の双方における活躍によって「両大陸の英雄」とたたえられている人物です(wikipediaより)。

ラファイエット侯爵

ラファイエット侯爵(wikipediaより)

アメリカの独立戦争後ラファイエット侯爵はフランスに戻りましたが、新たな任務のため出向したハーマイオニ号は、1793年誤った航海路のため沈没してしまいました。
この船の残骸は1984年に発見され、錨と2台の大砲はナントにある美術館「Musée du château des Ducs de Bretagne」にて展示されました。

ハーマイオニ号のアソシエーションによって1995年に入札が始まったこの巨大な造船計画は、26億ユーロという巨額の資金調達の難しさから、世の中に知られる一大プロジェクトでした。
地元や領土の人々、スポンサーやその他の財政援助者、並びに造船所への4億人の訪問者が支払った入場料でこの計画は完了しました。

この再造船計画には忘れ去られていたオリジナルに忠実な技術が必要でした。
船体用の曲がった木材、完全な帆船の艤装、そしてディーゼルと電気を使用した2大のモーターなどです。
ハーマイオニ号の再造船計画にはは25kmのロープ、1,000代の滑車、2200m2の帆、54mの高さのマスト、32台の大砲、4mの錨などが必須で、総重量1,200トンにも及んだ、とのことです。

オーランド大統領とロワイヤル大臣(エコロジー・持続可能開発・エネルギー大臣)の訪問後、ハーマイオニ号はエクス島(l’île d’Aix)からアメリカへ向けその帆を広げました。

オーランド大統領

 

ハーマイオニ号の全航路はこちらです。
ハーマイオニ号全航路
地図をクリックすると、インタラクティブマップが開きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

1 Comment on ハーマイオニ号の再造船計画

  1. 1780年代と言えば、日本では杉田玄白が解体新書を刊行し、エレキテルを発見した平賀源内が亡くなった年。11代徳川家斉の時代。

Comments are closed.